平和生命館

 銀座、外濠通りに面して建っていたオフィスビル

平和生命館(旧菊正ビル)
所在地:中央区銀座 3-2
構造・階数:RC・7F(8Fを増築)
設計 :國枝 博
建設年:1932(昭和7)
解体年:2006(平成18)
Photo 2001.6.24

 goo blog時代の2006年12月にポストした記事だが、リンク先のサイト・記事が失われたり、新たな記事が見つかったりしたので、内容を更新。

 下記「昭和館デジタルアーカイブ」内の記事によれば、菊正ビルは、日本酒の菊正宗を製造する本嘉納商店の東京支店として建てられたもの。同サイトには1939(昭和14)年時点の写真が掲載されている。

 アールデコ系デザインで、垂直線を強調したモダンなビルだった。当初は7階建てで、外壁の付け柱が屋上まで突き抜けており、昭和初期の銀座では印象的な姿だったに違いない。コーナー部の屋上には「菊正宗」の大きな看板が掲げられている。

 菊正ビルは、戦後の1951(昭和26)に、平和生命保険の所有となり平和生命館となった。また、いつの段階かは不明だが8階が増築された。

 下記「昭和回顧録 建築編」掲載の1987年の写真では、コーナー部に縦書きで「平和生命」のネオンサインが付いている。しかし拙ブログの2001年撮影の写真には、平和生命の文字はない。これは平和生命が2000年4月にエトナヘイワ生命になったため。

 更にエトナヘイワ生命は、2001年12月にマスミューチュアル生命になって転居した。

 その後、屋上には大王製紙・エリエールの巨大な広告看板が設置されていた。また外壁のリニューアルもされ、窓の上下の壁とコーナー部の縦のラインの色が茶色から緑に変更された。しかし最終的に2006年に解体された。

菊正ビル | 昭和館デジタルアーカイブ
平和生命館/銀座3丁目 | 昭和回顧録 建築編

Tokyo Lost Architecture  
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